~地域密着・雙葉進学教室がお伝えする “知多半島エリアの高校入試対策” ~
こんにちは、雙葉進学教室のビッグロック先生です。
2026年度入試(令和8年度)を意識する今、受験予定の学校の合格ボーダー・倍率を早めに把握しておくことが、合格への第一歩です。今回は、知多半島エリアで人気の5校をピックアップし、 前年実績+来年の想定倍率+傾向分析 を交えてご紹介します。
Contents
1. 近隣5校のデータ概要
A. 愛知県立半田高校(普通科)
- 【前年実績】2025年度一般選抜倍率:1.47倍(R7)
- 推薦倍率も低下傾向:R5 2.80 → R6 2.40 → R7 2.21
- 【2026年度 想定倍率】★ 1.30~1.55倍 程度を想定。人気・実績が安定しており、大幅な上昇は考えにくいが、油断は禁物。
- 【傾向&アドバイス】
- 偏差値は65(全県模試)・当日点は90点はほしいところ。倍率が“低め=安心”ではなく、第1志望が多いため激戦になります。
- 当塾としては「内申を40以上に+学力検査の得点力をアップ」を図るため、中1、中2の段階から対策をする必要があると考えています。
- 中3で入試が直前に迫っている場合は、5教科の合計が90点以上になるように、どの教科を伸ばしていくのか、どの教科をどれぐらいとればよいのか作戦を考える必要があります。
B. 愛知県立横須賀高校(普通科)
- 【前年実績】2025年度一般選抜倍率:1.64倍 (R7)
- 以前は1.35倍などやや緩やかな倍率も
- 【2026年度 想定倍率】★ 1.25~1.50倍 程度。昨年は倍率が上がったが、従来それほど倍率が高くならないことから今年度は例年並みと予想。しかし、第1志望での受験者の割合が高い人気の進学校なので、油断は禁物。
- 【傾向&アドバイス】
- “狙いやすい上位校”という位置づけだが、倍率1.6倍超では“当日点を重視”した対策が必要。
- 偏差値は60(全県模試)・当日点は80点はほしいところ。内申は37以上にしたい。
C. 愛知県立東海南高校(普通科)
- 【前年実績】2025年度一般選抜倍率:2.21倍(R7)
- 前々年:1.92倍 → 今回2.21倍と上昇傾向。
- 【2026年度 想定倍率】★ 2.10~2.40倍。横須賀高校と併願するケースが多いため、実質倍率は1.50~1.70倍程度。横須賀高校と同様に昨年は倍率が高かったが、今年度は例年通りになると思われる。
- 【傾向&アドバイス】
- 第1志望と第2志望の生徒が半々ぐらいになるため、横須賀高校の倍率によって合格ボーダーも上下する。
- 受験者の内申の範囲が比較的広く、実力も同様に広いため、併願の戦略を練る必要がある。
- 偏差値は55(全県模試)・当日点70点以上を目指したい。内申は32以上はほしいところ。
D. 愛知県立半田東高校(普通科)
- 【前年実績】2025年度一般選抜倍率:1.14倍 (R7)
- 比較的落ち着いた倍率推移。
- 【2026年度 想定倍率】★ 1.10~1.30倍。安心志望先として検討価値あり。
- 【傾向&アドバイス】
- 倍率が低めであるため“安全圏”と考えられがちですが、油断しないようにしたい。
- 偏差値50(全県模試)・当日点60点を目指したい。内申は27以上はほしいところ。
- 普通科であるため高校に進学してからの勉強のことも考え、入試までの勉強は基礎を固め応用できるように努力したい。
E. 愛知県立阿久比高校(普通科)
- 【前年実績】2025年度一般選抜倍率:2.21倍(R7)
- こちらも知多半島エリア内では“高倍率ゾーン”に入る学校。
- 【2026年度 想定倍率】★ 2.00~2.30倍。昨年は横須賀高校の倍率が上がったことから、東海南高校、阿久比高校の倍率がどちらも上がっていた。東海南高校と併願する人が多いため、1.10~1.20ぐらいと実質倍率はそれほど高くない。
- 【傾向&アドバイス】
- 昨年は志願者が多かったが、近年は減少傾向のため、合格ボーダーは下がりがち。
- 年によって倍率が上がることもあるため、油断は禁物。
- 偏差値50(全県模試)・当日点60点を目指したい。内申は30以上はほしいところ。
2. 総合的な傾向&地域視点での戦略
- 知多半島エリアでは、近年公立高校の倍率が下がってきており、定員割れする高校が増えています。
- ただし、半田高校、横須賀高校など伝統校は従来と変わらず志願者は安定しているため、合格しやすい高校と合格しにくい高校の差が激しくなっていると言えます。
- 半田高校・横須賀高校などの高校は、入試にはⅤ型(内申点45×2+当日点110×2)を採用していて、内申点よりは当日点の割合が高いため、入試で得点できる実力を上げる必要があります。
- 一方で、当日点が並んだ場合は内申点の高い人が合格するので、内申点は高ければ高いほうがいいことは言うまでもないです。
- 出願校を決める際、Aグループ・Bグループ・群の制度を理解し、併願先含めた“安全・チャレンジ”構成が当塾では推奨されています。
- 半田高校は、周辺では半田東高校を第2志望とせざるを得ないので、半田高校を目指していて、半田東高校には行きたくない場合は、私立高校(名城大学附属)や名古屋の公立高校(昭和高校など)を第2志望にする必要があります。
3. 雙葉進学教室からの提言(2026年度合格に向けて)
- 冬期講習で“過去問+予想問題”を行って実戦形式で実力を上げる。
- 志望校を早めに決定し対策をする。その際、第1志望はチャレンジ校、第2志望は安全校になるようにする。
- 模試で合格可能性が高くても安心しない。逆に合格可能性が低くてもすぐに志望校を変えない。
- 1月の出願直前期には、内申と模試や過去問などの結果から志望校を再検討する。
- 2学期の期末テストが終わったらすぐに入試対策に移る。その際、公立高校が第1志望の場合は公立高校入試に照準を合わせて計画を立てる。
4. まとめ&ご案内
2026年度(令和8年度)入試においては、「倍率だけを見る」だけでなく、自分の内申点と現在の実力を把握し、受験校を決める必要があります。
雙葉進学教室では、街の教育ステーションとして、地域特有の事情も熟知し、愛知県の入試事情にも精通しておりますので、的確なアドバイスができるよう心がけています。
「この倍率で自分が戦えるか?」と迷ったら、ぜひ早めにご相談ください。
一なせばなる、2026年度春の笑顔に向けて始めましょう!